死ぬほど読書 (幻冬舎新書) | 丹羽宇一郎 | 哲学・思想 | 【読書感想】

死ぬほど読書 本・映画

この本を読んでたこと

  • 読書の効能
  • 読書の役立ち方
  • 週刊誌の不必要性
  • 本の賞を調べることで価値を知ることができた

感想

著者(丹羽宇一郎氏)の実家が本屋だそうで、幼少期から日常的に読書をしていたらしい。

名大卒、伊藤忠元社長ということで、「読書はプラス面が大きい」という意見の後押しになるかな。読書はしないといけないの?

本への投資は惜しまないらしいけど、予算的に真似できないから図書館派です。

活字本はおすすめ本より、気に入った本を読むことが大事。

気に入った箇所を手書きでメモすることが頭にも残る。

たくさん本を読むことで、人生の経験の中でつながる時が出てくる。

著者の経験を読者が体験できるという考えに同意。

その時の著者の考えと、自分の考えを照らし合わせることが楽しみの一つで想像力が磨かれる。

今後も読書を続けていきたいし、子供にも伝えたい。

以下抜粋

  • 自分は何も知らない、無知の知を知る、謙虚
  • 本は人間力を磨くための栄養、草木にとっての水のようなものである
  • 神に祈るような気持ちで与えられた仕事を一生懸命にする。神に与えられたお金は天(社会)に戻す。利他的な気持ち
  • 売り手よし買い手よし世間よしの三方よし:近江商人と三方よし
  • 清く正しく美しく:小林一三氏の遺訓
  • 本は目次を読む。著者が何を言いたいか把握できる
  • 【調べたこと】芥川賞は新人中心、直木賞は中堅中心、吉川英治文学賞が総合という傾向
  • 週刊誌の役割は大衆の下世話な覗き趣味に答えること。負の感情が偏ってしまう
  • 仕事でもうまくいかないことがあれば、その理由をきちんと考えていかなくては本当の問題解決にならない
  • ゴルフは理論書をたくさん読むのがいい
  • 理性の血と動物の血。自分の意思を抑制すること:ガンジー
  • 賢者は自らを律し、愚者は欲しいままにする
  • 本は楽しいから読む、ワクワクするから読む、心が潤うから読む
  • 読書は無償の行為
  • 自分で面白そうなものを見つけて読むのが大事
  • どんな小さな悪でもそれはしてはいけないし、どんな小さな前であってもそれを実行する勇気を持ちなさい:劉備
  • 不自由を常と思えば不足なし:徳川家康
  • 嘘をつくと人生は暗くなる
  • 人生は問題だらけ、それは懸命に生きている証
  • どんなに苦しい状況に陥っても、それは天が自分に課した試練だと私は思っています。そこから逃げることなく、正面から受け止めてベストを尽くせば、必ず知恵と力が湧いてきます。思わぬ閃きも生まれる。そうして不可能だと思っていたものに、光が見えてくる。その源泉となるのが、読書と経験です。
  • 読書は自分の内面に降りていき、自分自身と対話しているかのように見えますが、同時に著者とも対話しているのです。
  • セレンディピティ= 素晴らしい偶然に出会ったり予想外のものを発見するという意味の言葉、 本をよく読んでいると、このようなセレンディピティは起こりやすくなると思います。
  • 強い怒りは、自分に問題がある場合以外はコントロールしない方がいい

作品紹介

もし、あなたがよりよく生きたいと望むなら、「世の中には知らないことが無数にある」と自覚することだ。すると知的好奇心が芽生え、人生は俄然、面白くなる。自分の無知に気づくには、本がうってつけだ。ただし、読み方にはコツがある。「これは重要だ」と思った箇所は、線を引くなり付箋を貼るなりして、最後にノートに書き写す。ここまで実践して、はじめて本が自分の血肉となる。伊藤忠商事前会長、元中国大使でビジネス界きっての読書家が、本の選び方、読み方、活かし方、楽しみ方を縦横無尽に語り尽くす。

著:丹羽宇一郎
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